ベルウィックサーガ穴攻略レポート

★クリア後の感想&語り編

こんにちは。クリア後晴れて解禁になった攻略本を隅々まで堪能しようと
読みふけって初めてゲーム内の重要立場男性の長髪率が異様に高い
に気がついてものすげーショックな石川です。
バンミリオンはまあわかる、しかしベルナード様もヴェスターもゼフロスも
長髪か!画面じゃわからんかった!ってリースさえも微妙に長いのか!
…みんな。戦いがおわってからでいいのでサッパリしてきてください。
特にベルナード様とリース。

で。今回は一応ベルサガ編一週目としては一旦最後の記事になると思うん
ですが、個人的には8章某シーンに続きあと2箇所ほど描き起こしたい
場所があってそれが今回間に合ってないので、下描きのままアップ
しちゃった分も含めて後日まとめてアップします。なのでまた思い出した
頃に様子見に来てくださればなんかひそりと足されてるかもしれません。
(更新時は本サイトとかどっかに書いときます)

てか、後日そういう更新するならついでに説明書に載ってない基本操作編
の回とか作ったほうがいいのかとか少し思ってきました。
コメント欄がすっかり質問会と化してる現状からしてもだ(笑)。
いやソレ自体は全然かまわんですが。私の方がお世話になってる箇所もあることだし。
ま、そのへんはなんかまたおいおい。


さて。晴れて一周目のエンディングを迎えたベルウィックサーガ。
早速我が軍・はたがやフォーレストの戦績を書いてみましょう。

勲功 21/35
名声 24/35
行動 24/35
幸福 14/35


…最高でも24なのはまあ攻略本無しプレイだから仕方ないとして。
なんですかこの幸福の低さは。
なぜ半分以下ですか。いや住民依頼関係で心当たりは山のようにあるが!
しかしその心当たりが力が及ばず断念というよりも、アキラカなうっかりとか
そもそも忘れてたとかなんかもう面倒そうだからええわとが要因の大半で
実に後ろめたい思いで一杯です。どうせ初回は完璧プレイは望めないんだ、
めんどいのは全部2周目にまわして次こそ堪能しよう!とか思ってました…。

撃破数ベスト3はフェイが160後半、ディアン160前半、クレイマー130台でした。
(うろ覚えですみません)やっぱりこの3人に集中してました。
その他のメンツは平均撃破数50〜100まで下がります。ホントに偏ってます。

ではここからは感想とか語りとかでも。そりはもう長いですよ奥さん。

●レギュラーキャラ感想
リース…最初はほとんど当たらなくて(全体的に言える事だが)ほとんど
    支援効果係と化していましたが、ロードグラム持ったあたり
    から主戦力入りに。終盤はなんかもうどうしたんだあんたと
    思うようなレベルアップ数値の連続で、4〜6個アップは
    茶飯事のような成長具合でした。その突然の変貌がリネット
    絡み関係からとほぼ一致している
のはどういうことか。
    最終面だけで5レベルくらい上がってました。妹支援万歳!

    今回の主人公は歴代よりかなり柔らかくなって、親しみやすく
    いい感じですね。中間管理職の立場がそうしてるのかもしれ
    ませんが。前作のリュナンも同立場なら変わってたかも(笑)。
    しかし実の妹扱いをしていたリネットと突然結ばれたのは
    自分的には超歓迎なんだけどリース的にはいいのかこれは
    少し心配してみたり。いやなんつうか、一連の出撃経緯とか
    リネットとの挙式とか、全部人に決められて流されまくって
    いるんですよね彼。(周りが決めたエンテとの結婚話を頑なに
    ものすげー嫌がったリュナンを思い出したりしてました)
    まあ自分の意思が無いわけじゃなくて、普段そんなだからこそ
    14章のナルヴィア単独脱出イベントがかえってカッコよく
    引き立ったりするわけですが。まあ流されるところは流されて、
    ここぞという時はたった一人でも行動してという二面性が
    彼のいい所なんだろうなと。リネットととも本当にイヤなら
    断るだろうし。物腰は柔らかいけど芯の強いとこも見えた、
    歴代の中でも今回は一番スキになれそうな主人公でした。    
     
フェイ…非力を攻撃回数と必殺連発で補ってくれた文句無しのMVP。
    回避も高く、更に五回の覚えてからは向かう所敵無しでした、
    まあ重騎士やギガースだけは向かなかったけど非力だから。
    EDでちょっとファラミア気にしてたとこは少しかわいい。
    彼を軍入りさせてなかったので結局フェイとの関係が実によく
    わからないままで終わってしまいましたが、まあなんか
    うまくやっていくんじゃないでしょうか。
    ただキャラとしては親近感からちょっと遠かったのでファラミア
    ともどもいじりにくい二人だなと。愛嬌ほしかったなあ。

クレイマー…友人とBS話をしていて「で、私の場合はそのボスの突撃に
    クレイマーが…あ、いや苦情が」と正しい名前すら歪まされ
    長く親しまれておりました彼。(←愛ゆえだと思ってください)
    剣系の主戦力として普通に活躍してたけど、籠手や弓回避
    以外はこれといって特筆するものがなかった苦情。
    だけど大剣覚えてからは突然超強くなり、一撃打破も多くなった。
    クラスチェンジ後の赤マントも実にいい(笑)。
    筋力は彼が軍内で一番高く、22まで伸びました。筋力20台は彼だけ。
    しかし予想してたけどやはり恋愛面は全くなかった苦情。
    一緒に出現したセネとなにか…と思ったけどカケラもないな。
    いいんだ、わかってるよチミはもう苦情×剣オンリーだものな。
    もうちょっとこう普通の性格で色恋のひとつもあったら迷わず
    最愛になったんだけど、それはまあ他のキャラ達が補ってるし。
    彼はきっと幸せになるでしょう、バルムンクと。

ディアン…斧使いにもかかわらず後半はものすげー攻撃力とかなりの
    命中率で超活躍。ハンマーアクス・破盾の斧・ウォーピックなど
    重騎士対策系の武器一杯持ってたのでボス戦はまず彼が先陣。
    盾無しや魔法系の雑魚も大抵一撃で片付けてくれました。
    EDは妹の墓のある故郷に。イゼルナと何か…と願ってたけど
    やっぱり何も無く独身で帰るのかそうかとか寂しく思っていたら、
    クリア後に廻りまくった攻略系・情報系サイトで重要事実発見。
    なんですって彼はEDを見る順番で展開が変わる!?
    そいや好きキャラ順に見たからディアンはかなり最初だったんだ…

    というわけで急いでもう一度EDプレイ。イゼルナさんも絡む
    ペルスヴェル・エニードEDを先に済ませてから改めてディアン。
    …あああっ!!前は去り際暗転したとこでちょっと振り向いた!
    その方向の先になんか水色の人が現れた〜!!!
    イゼルナさん、見送るリース側じゃなくて旅立つディアン側に
    居るのが実にいい配置。行くのね、一緒に行くのね。もう超嬉しい。
    それにしてもプージイベントの斧の人いい、斧系はアレですか
    戦い終わるととりあえず畑耕したがるDNA傾向なんですか。

イゼルナ…数少ない回復係なので勝手に成長してました。
    パラメータはなかなか上がりづらかったけど精神上がった日には
    もう小躍り。ディアンといい雰囲気になりつつも、聖職者な
    立場からして深入りは可能性薄そうだな、死亡時誰かの名前も
    呼ぶし。と最初から期待薄めでED迎えたら、あなた!
    ディアンのイベント時につい殴っちゃった(パーだけど)といい、
    瀕死のペルスヴェルに対してのあの激萌え献身行為といい、
    EDで選んだ道といい、けっこう行動力あるねイゼルナ。
    さあ旅立って色々な人を癒してあげて、でも基本的な拠点は
    妹の墓守りながら畑耕している彼んちで頼みます(笑)。  

シロック…序盤の当たらなさを我慢して使えば後半かなりの主戦力に。
    三連射+再攻撃+再移動は最強コンボでした。ボス戦は聖弓で。
    クラスチェンジ後の色も結構いい感じでスキでした。   
    ED、彼の恋愛面はなんかこう毎回カッコよくなろうとして
    (壁越しのハープとかは結構カッコいいイベントだった)。
    やっぱり最後はへたれる彼がなんかこう人間ぽくていいです。
    予想外のリアクションにホント弱いよなチミ。そして最後は
    「よかったねシロック」より「やるなオルフェリア」と思った(笑)。
    イニシアチブを握ってるようで実は握られてる関係今後も頑張れ。 

ラレンティア…アグザルを使ってなかったので川渡った向こう系の敵は
    全部彼女のお世話になることに。最初は投擲を活用しないと
    なかなか当たらなかった攻撃も、レベルとともに段々命中補正
    されてきて単独行動であちこち撃破できるいいユニットに。
    最終面ではシャインシールド超活躍。ありがとうゼフロス。
    そのゼフロスとは…なんかあってくれたら嬉しいけどどうかな。
    お互いくっそまじめそうでなんか想ってても絶対言わなさそう
    だものな(笑)。でも流刑の島での「迎えに行く」発言は深い意味
    でなくても結構スキでした。
    という一方で。ラレンティアさんお亡くなりの状態の流刑の島も
    一度プレイしたいなという衝動がちょっと沸いてます。気になる。

    リースは中盤、結構彼女に好意(というか憧れ?)みたいなのを
    持っていたのかもしれないかなとちょっと考えています。
    一連イベントでも彼女に対する情熱が特別以上な気がして。
    ま、自分でも気付かないうちに昇華したと思いますが。
    
エニード…最初はやはり支援係でしたがなんとかクラスチェンジまで
    来たら…いややっぱりあまり強くはならなかったけど(笑)。
    でもたまの致命攻撃がいい感じだったのと、パラスレイアが
    超強力で最終面でようやく実力発揮できました。
    (というか最終面で初めてその魔法の存在に気がついた)
    キャラはペルスヴェルとのかけあいが結構スキ。
    なんつうかかわいらしいカップルに…いやダメか姉弟か。
    ここんちの3姉弟は複雑すぎてゴチャゴチャしてますな。
    育ての母は全部違うけど生みの母は一緒ってことでいいの?
    いやイゼルナとエニードは母親もちがってたっけ?
    ああダメだわからない。完全攻略本そのへんも触れてくれないかな。
    ところで最後まで見守ってたあの兄さん何者だったんですか。
    追記…ペルスヴェルとは後日血は繋がってないことを友人らが教えてくれました(笑)
          ありがとうフレンズ!そして何で私はこうも節穴なのか…


アイギナ…パラスリアナが実に当たらないのでどんどん無駄に消費して
    いきましたが炎系でなんとかカバー。精神集中が助かった。
    クラスチェンジできたらどうなってたんだろう。
    イベント関連はシェルパを使ってないので片方しか解りません
    でしたが、気性は激しくてプライドも高いけど、
    マジに迫られると簡単にオロオロする姫さんは実にかわいい。
    EDは別れのように終わってるけど、イベントタイトルが
    「いつの日か…」ってことは前向きな未来があるのかな。
    あるといいね姫様。でもまた失神するかもね。
    あと、ロゼリーはスキル「やり手」があると思います。
    自らNo.2の立場を望んですべてを握るタイプだなロゼリー。

クリス…最初は頼りなかったけど後半は狙撃とガトリングボウで活躍。
    結構育ったと思うんだけどクラスチェンジしなくて残念。
    愛馬スキルはゲーム終盤に初めて存在知りました。
    武器手入れスキルはクリア後に初めて知りました。

    ウォードが父親だってことは友人に聞くまで知りませんでした。
    …なにこの落ち度オンパレード。おかしいなあ結構愛情持って
    育ててたつもりだったんだけどなあ。
    エルバートは伯爵令嬢でもオッケーぽいぞ、頑張って受け入れれ。

●レギュラー外キャラ感想:全員は書けんのでとりあえず印象的な人々を。
リネット…仕送りありがとう妹。後半は君に会いたい為だけに恐ろしい
    スピードで攻略しちゃったよ妹。ファミ通PS表紙で萌死
    したよ妹。やっと仲間になったらそのものすごい支援効果は
    どういうことだい妹。兄ちゃん張り切りすぎじゃないか妹。
    というわけで最初で最後の出撃マップはほとんど兄の支援係
    にしたよ妹。パラス系の魔法効果はこのセレニアが一番
    演出カッコよくてスキよ妹。ギガース向けによく使ったね妹。
    兄には最初からラブラブだったのかな妹。
    でも全然オッケーよ妹。いい萌えだったよ妹!

マーセル…2周目に使いたい人筆頭候補。今度こそ憧れのL盾を!
    EDはちょっとびっくりしました。いや私はラブラブスキー
    だから普通に嬉しいけど、まさかそこまで責任とるとは!
    騎士ってのはホントにスイッチ入ったら手順早いな!
    幸せにね娘。かけおちDNAは子供に遺伝させないように。

バロウズ…キャラ的にはかなりイイのにバリスタという兵種のせいで
    レギュラー入りできなかったキャラ。でも14章だけ出したら
    結構よかったので次はもっと使ってみようかな。いい命中率でした。
    彼と工房兄妹関連のイベントは全部面白くて楽しみでした。
    3人の性格もバランスよかったし、なんていうかセリフの言い回しの
    全体的なセンスがすごく好きです。兄と会えるまでがんばれビアンカ。

サフィア…攻略本で見るとそれなりに美人さんなのにゲーム画面では
    そこはかとなく地味な印象だった彼女。
    成長率はまあこの系統には期待してなかったですが終盤突然
    超重要キャラになっちゃうのね、びっくり。
    祈りの効果を最終面でようやく把握した私はやはり相当
    要領悪い攻略法で進んでたと思います(涙)
    しかしED、リースに未練ありまくりなのが実に出てましたね。 
    リース静かにもててますね。歴代主人公にあまり無い傾向ですね。

アデル…騎士ってのはホントに(以下さんざん既出)。
    でもルミエールEDは結構よかったね。全員が父親てのは中々感動しました。
    一章以降全然活用してなくてごめん、どうも私は
    どのFEシリーズでもカインアベル係は使わないんだよな(笑)。

レオン…同じく一章以降使わなくて申し訳ない。
    でもジャンイベントは実によかった。あんなオチが!
    酒場の喧嘩騒ぎは意味よくわからんかったけど、オチを知って
    改めて見ると実によくわかりますね。ああもうカワイイやつめ。
    今回、騎士団男性はみんなおいしいイベント目白押しでしたね。

ペルスヴェル…おみゃーもよく見ると結構髪長いな。
    いやそれはいいとして。3回くらいしか使ってなかったけど
    彼も育てば使えるんだろうな。
    エニードとはなんか将来誓い合ってましたが君らアレだよね、
    姉弟よね?違う?ああも〜この3兄弟はホントにわからねい。
    でも血縁としてって意味でもエニードとの組み合わせは結構好きです。
    イゼルナさんにも添寝してもらっていい目にあってるな少年!
    
●NPCな皆さんとか
 今回は主要NPCに魅力的な人物多かったと思いました。
 ヴェスターもゼフロスもベルナード様もよかったね。
 バンミリオンもいいけど後半は助けてもらった回数の方が
 多くて少し印象弱くなっちまってちと残念かなみたいな。

 ティアンナさんは実にいい味のキャラでした。大ッスキでした。
 こういうお世話系って今までにない系統ですね。
 ヴェスター絡みのシーンのときに不審行動が多かったのは照れてるとか
 心配してるとかの裏返しだったのかもしれないとか思ってたけど単にイヤだったのか
 ティアンナ!彼の非常時も心配したのはリースへの貢物か!

 一番気持ちがよくつかめなかったのが、シェンナ。
 彼女は結局リースに対してどういう感情を持ってたのかがわからなくて。
 ベルナードとは熱烈恋愛でなくともおそらく相思相愛だろうとは思うけど
 なんか結局政略入ってませんかみたいな割り切り感みたいなのも感じて。
 あの誤解シーンはヒシッと行ったつうよりも、戦死の予感になんとなく
 感極まってリースの胸に顔を埋めてしまいました程度のことかと思ったん
 ですが、クリア後物凄い勢いで挙式を勧めるあたりに、リース&リネット
 の幸せを願うと同時に自分も抱いてた感情の決別としてああいう発言に
 至った、という可能性もなくはないのかなとか。

 ま、ウォルケンス王もシェンナの半分くらいも聡明さあればよかったな(涙)。
 バカ殿だったけどそんなにキライじゃなかったよ王様。

 あとファイサル。せめてパラメータだけでも確認したかった…(涙)


●全体的な感想

 今までのFEシリーズや前作ティアサガと比べて、今回のベルサガは結構
 新境地を開いた感がありました。へクスや同時ターン・ナルヴィア内を
 始めとした目新しい新システム、従来の壮大さをそのままにサブシナリオも
 導入してのストーリー面の充実、一方従来の伝統でもあった天馬騎士や
 弓特効・3すくみなどのシステムの思い切った廃止などから、守るところと
 切り捨てて新開拓するところの両面がうかがえたような気がしました。
 真のヒロインはリネットだと思いますが、それをかなり後出しにしたことで
 世界史に弱い先の私みたいなサルでも(死)人間関係がらみで先の展開が
 見えないハラハラ感を充分堪能できました。←国況は2周目にいつも把握する人

 キャラクタも傭兵制だけど使い込めば軍加入やスキル・アイテム入手など
 注いだ愛情分だけ報いてくれるのはとても嬉しかったシステムです。
 スキル追加やクラスチェンジがイベント絡みで、というのが面白いね。
 おかげで5章あたりまではキャラに距離をおかれて寂しかった反動で
 6章以降の個別イベントラッシュで愛情爆発してしまいました。
 この絶妙なタイミングが心憎い、くそう。←あんたが思う壺なだけでは

 システム面以外で生まれ変わった感じがしたのは、シナリオ。
 前も書いたけど本筋完成度に加え今回はサブシナリオが本当に優秀でした。
 オーソドックスさを打破してひねりが多く、色々な試みをしてるなと。
 キャラも呑気とかやり手とか内面的なバリエーションが増えたなと思いました。
 攻略時の難易度に反比例した会話イベント時の笑いどころが多くて
 それの落差が面白い。肝心な所はもちろん真剣なので安心できるし。
 恋愛面でのキャラ選択はなかったけど、その分個別イベントが充実してて
 シナリオの隅々までしっかり作りこんでる感じがしたので無問題。
 同人的にもカプ対立とかなさげで平和になるんじゃないでしょうか(笑)。
 歴史の壮大さの一方で恋愛面も細かく充実してるのがこのシリーズの
 大好きな所のひとつ。今回も実にいいラブラブをありがとう!萌えた!

 ただ。新境地歓迎と同時に残念に思ったとこも一応あるはあるわけで。
 一言でいうと、「なんか今回、すごい急いで仕上げました?」と。
 13章あたりまでは本当に申し分ない出来でした。が、14〜15章から何かこう
 「大きな風呂敷を突然ものすごく早送りでたたんだ感」が否めません。
 ノーヒントプレイとはいえ「ここが最終章である」という実感が感じられ
 ませんでした。いやだってまだあるでしょ?アレとかアレとかあるでしょ?
 みたいな。だからラスボスが「結果的にラスボス」という即席感な印象になり、
 ラスボスらしい脅威みたいなのがあまり感じられなかったんですね。
 ラスボス専用の武器とかもなかったし。つうか14面のボスとほぼ同等ですよね。
 今までみたいにでかい竜に変身しなかったのも新境地開拓のひとつだと
 思いますが、「やっぱり竜とかにならないからボスがしょぼい」みたいな
 印象を持たせないようにしてほしかったです。このメインシナリオの
 完成度なら、「人間のままでも恐ろしい脅威あるボス」というキャラも
 充分作れたと思うんです。そのへん最後まで作りこんでほしかった。
 折角中盤までもんのすごっく面白かったんだから。
 この難易度でTSみたいに40面あったら過労死するけど、その急いだ
 部分を掘り下げて20面程度あればちょうどよかったんじゃないかなと。

 あとは、500年も続いた戦いなのに、最後の詰めでプレイヤーが置いて
 いかれた感がすごくありました。…というより全体的に、
 リースの任務はほとんど「裏で支えてる」系なものばかりで、表だって
 おいしいところは全部ほかの人らがもってっちゃってる様な。なので
 今回のリースは「世紀の英雄」ではなく「名もなき英雄」系な
 印象を受けました。500年も続いた戦いなのに、最後は主人公置いといて
 ぜフロスが終止符打っちゃってるし。いちキャラとしてそういう裏方的存在も
 アリなのかもしれないけれど、やはりプレイヤーの分身キャラとしては
 この際名もなき英雄でもいいからせめて最後はこの手でやらせてよ、
 みたいなもどかしさが残っちゃったりするわけです。
 
 リネット編とかゼフロス編とか作ってくれつうのもまた大変だろうけど、
 せめてクリア後のおまけ面扱いでもよかったからリネット&ベルナード
 合流の様子やゼフロス最終戦等は何らかのプレイヤー介入をしたかったなと。
 ゼフロス戦はクリア後のおまけ挑戦みたいな扱いで死っぬほど難しくて
 なんなら難易度SSSとかでいいから。…いやでも3時間で圧勝したいうてたな、
 ゼフロス的には難易度Eだったのか困ったな(笑)。 
 まあそういう、「え?終わったの?あれ!?」みたいな印象じゃなくて
 「よっしゃ遂におわった〜!!!!」…とかみたいな、TSのときには充分
 感じられたクリア時の達成感とか満足感とかを今作でも欲しかったわけです。

 だけど、やはり総合的には魂クラスのゲーム。細かい戸惑いもあれど
 「やりたかったのはコレだった」と。信じて待ってて本当によかった。
 FEシリーズは776を最後にティアサガ系とGBA系に分かれましたが、
 GBA系が新しいコンセプトにした(と思う)敷居を低くした間口の広さと
 キャラのバリエーション、キャラデザやボイス有り等の今風な進化と比べて、
 TS系の壮大なストーリー内容とそこにまるごと詰まった歴史感、
 守りに入らず常に進化してるシステム、そして一筋縄ではいかないけれど
 だからこそやりがいのある難易度などを一番の楽しみに感じている私は
 やっぱり「こっち派」だなと思います。そりゃ萌えキャラに出会えりゃ
 嬉しいけど、別にこれ萌えゲーなわけでもないんだから本筋が充実して
 いる地点でキャラ萌えは2番目3番目以降でもいいんです。
 実際こんなにいっぱいいるから大抵誰か気に入るしね。
 たとえその呼び名が苦情とかでもね(笑)。



てなとこで、とりあえずベルサガロードはこれで一度終わり。
7月に出る完全攻略本ゲットしたら今度は落ち度のないであろう完璧プレイを
堪能してみようと思います。


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